安田記念（２０１６）｜注目している有力馬5頭
モーリス
マイルのG1を4連勝中（海外含む）で、もはやマイル路線では負け知らずのモーリス。国内でG1を2戦、そして海外でもG1を2戦しておりタフなレースが続いております。条件戦も入れれば7連勝しておりますが、そろそろ疲れが心配です。連勝が止まるならここかも？！
とは言えメンバーの中では実績・能力ともに抜けている印象で、昨年の安田記念の覇者であることもあり、馬券予想から外すことはできません。アタマはないとしても連は外すイメージがありません。
リアルスティール
前走のドバイターフではR.ムーア騎手とのコンビで鮮やかな勝利で飾りました。帰国して初戦の安田記念で主戦騎手の福永祐一騎手へと手綱が戻ります。こちらも海外帰りで疲れが心配です。1800mから3000mまで幅広く走っており、中・長距離を主戦場としている馬です。今回マイルが初挑戦となるので初めての流れに戸惑う可能性もあります。
とは言えこれまで馬券圏内を外したのは一回のみで、大きく崩れず安定して走ってくれます。海外帰りで疲れが懸念されているとは言えこのメンバーで馬券圏内を外すことは考えづらく、勝ち負けする馬として注目しています。
イスラボニータ
16戦して馬券圏内を外したのは4回のみと安定感抜群。’13年は皐月賞を優勝し、続くダービーで2着に入着しています。1年半ほど勝ち星をあげておりませんが、大きく崩れず安定して馬券に絡んできます。とくに東京コースは得意で（4-1-3-1）好走が期待されます。マイルは昨年京都のマイルチャンピオンS(G1)を優勝しており適性も高いです。
鞍上は先週の日本ダービーでディーマジェスティに騎乗して3着に敗れた蛯名正義騎手。日本ダービー初制覇が期待されておりましたが、一週遅れてG1制覇ということもあり得ます。出遅れが多いのが気になりますので、枠順は気にしておきたいですね。スタート上手く出れて流れにのれれば高確率で馬券圏内には入ってきそうです。
クラレント
前走は京都のマイラーズC(G2)で約1年9ヶ月ぶりに小牧太騎手とのコンビが復活し3着に入線しました。休み明け2戦目で調子をあげてきています。安田記念は今年で3度目の出走となります。’14年は10着→’15年は3着と順位を上げています。東京マイルの成績もよく（2-0-3-2）、リピーターの活躍が目立つ安田記念において侮れない一頭です。
ダービーの日の目黒記念ではヒットザターゲットを3着に持ってきている小牧騎手ですが、安田記念でも2,3着に持ってきそうな気配が漂います。
コンテントメント
香港馬のコンテントメントです。モーリスとは2戦2敗。前走のチャンピオンズマイル(G1、香港)ではモーリスの1馬身半差の2着に惜敗し、昨年12月に行われた香港マイル(G1、香港)では5着に敗れています。香港マイルでもモーリスに敗れていますが、他の2頭の日本馬のダノンプラチナ(7着)とフィエロ(9着)には先着しています。ダノンプラチナは安田記念を回避しましたが、フィエロは出走予定となっておりますので、力関係の判断材料になりそうですね。
前走はモーリスとワンツーフィニッシュしていますし、香港G1のQSジュビリーCも優勝しているG1馬です。安田記念は香港馬の出走が多く、過去にサイレントウィットネス(3着)や、アルマダ(2着)、オリエンタルエクスプレス(2着)といった香港馬が安田記念で好走しています。わからない部分も多く人気もそこまで上がらず、馬券妙味はありそうですので馬券に組み込んでみると面白いかもしれません。
