2015年安田記念勝ち馬モーリスが今年も出走してきます。昨年の段階では1000万下条件戦からダービー卿CTまで3連勝で勝ち抜いた上がり馬ということで注目された1番人気でこそありましたが、まさかそこからG1を4連戦した今でも連勝が続いているとはさすがに去年の段階で想像していた方はいないのではないでしょうか。
もはや世界を代表するマイラーの一角となったモーリス。レーティングでもドゥラメンテより高い世界3位タイの124。少し話がずれますがエイシンヒカリのイスパーン賞がレーティングでどう評価されるか楽しみですね。
モーリス唯一の穴は鞍上か?
モーリスの凄いところは乗り役を選ばない点にもあるといえるでしょう。これまで7人の騎手がレースで乗っていますが、そのうち6人で勝利しています。今回はオーストラリアの若手騎手トミー・ベリー騎手を鞍上に迎えます。フランシスとはまた別のベリーさんですね。
懸念点があるとすると、このトミー・ベリーさん。先ほどの7人中唯一勝ち星をあげていない浜中俊は1度しか乗っていないという点。とはいえ、他に一度しか乗っていないモレイラ、フランシス・ベリー騎手はそれぞれ勝利しています。内田博幸も、川田将雅も、戸崎圭太も初回の騎乗で勝ちを収めていることから、やはり乗りやすい馬であることは間違いないでしょう。
これだけの馬ですから誰だってこぞって騎乗したいと思うはずですが、固定の主戦がいない理由というのは気になりますが、弱点を探すならこの要素、というくらい。固定のパートナーが必要ないというモーリスの評価にこそなれど、安田記念での不安要素とは言えないでしょう。
馬券的にはモーリスを切るという選択は考えられません。人気1位は間違いないので、相手探しの馬券検討となるでしょう。