東京競馬場1600m(芝・左)
コースの特徴
スタートしてから最初のコーナーまでは約542mと長く、250m地点までは下りが続きますので自然とペースは速くなります。3コーナー手前でいったん坂を登り、入りに下り坂があります。一息入れたいはずのコーナーで息が抜けず、上がりが掛かる傾向にあります。
スタミナをかなり要求されるコースで、中距離を得意としている馬は好走し易いでしょう。逃げ切りは難しく、速いタイムが出る高速馬場になることが多いためスピード豊富でキレのある瞬発力を持つ馬が好走傾向にあります。
安田記念の傾向
東京の1600mというコース傾向としての脚質的な狙いは断然差し馬ですが、安田記念ではどうでしょうか?
安田記念|過去10年の脚質傾向
逃げ【0-1-0-9】
先行【4-1-2-26】
差し【6-5-4-75】
追込【0-3-4-38】
・「安田記念の過去10年の傾向・データ一覧」より
過去10年の安田記念の脚質傾向を見ると、やはり断然差し馬の好走が多いです。次いで先行馬が有利といった状況です。逃げ馬は連対が1頭のみですし割引いて考えて良いでしょう。
スタートから最初のコーナーまでの距離も長く、極端な枠順による有利不利はなさそうです。
安田記念|過去10年の枠番傾向
1枠【1-2-1-16】
2枠【3-1-3-18】
3枠【2-2-0-16】
4枠【0-0-1-19】
5枠【2-1-0-17】
6枠【0-1-2-17】
7枠【1-2-0-25】
8枠【1-1-3-25】
・「安田記念の過去10年の傾向・データ一覧」より
過去10年の傾向を見ると確かに極端な有利不利はありませんが、内枠が有利な傾向にあります。とくに2枠は優勝馬が3頭、3着以内の馬が合計で7頭います。2枠で3番人気以内の馬は馬券を外していないというデータもあり、人気馬が2枠に入ったら要注意ですね。
★POINT★
- 基本的には差し・追込み馬が優勢
- 中距離を走りきれるスタミナが必要
- 枠順はやや内枠が有利